眼鏡の小妖精

眼鏡の小妖精

嫁ポケは眼鏡エルフーン、好きなポケモンはチコリータ。

【単体考察】眼鏡エルフーン(s14・シングル)

※この考察は、こちらの構築記事を前提にした考察を含みます。

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エルフーン@こだわりメガネ
すり抜け・臆病CdS
個体値:V-偶-V-U-V-U(めざ炎)
努力値:0-*-0-248-36-224
実数値:135-*-105-128-100-180
ムンフォ/エナボ/サイキネ/めざパ(炎)

s14のシングルで使用した眼鏡エルフーンガブリアスや水ロトムを上から確1にできる火力と、奇襲性能の高さが魅力です。


【調整】

めざ炎を採用する以上、最速にすることはできないため思い切って111族抜きまでSを削りDに回しました。

この調整では、メガルカリオやめざパのために最速にできないジャローダと同速、最速ジャローダライコウに上を取られてしまいます。しかし、HDメガリザードンXゲッコウガのおかげでこれらのポケモンはそれほど重くないため、気になることはありませんでした。むしろ、穏やかボルトロスなどに対してギリギリで打ち勝てたことも多く、メリットを感じることの方が多かったです。

特攻実数値128の火力は割と残念ですが、臆病ボルトロスや最速110族の事を考えると控えめの選択肢はないと思います。


ムーンフォース

このポケモンの最高打点。威力95のフェアリー技で、30%の確率で相手のCを1段階下げる追加効果を持ちます。

・無振りサザンドラ…222.7%~265.8%
・無振りメガボーマンダ…109.4%~130.5%
・無振りガブリアス…108.1%~127.8%
・無振りメガヘラクロス…108.3%~127.7%
確定1に持っていくことができる仮想敵です。サザンドラはスカーフ持ちを警戒する必要があります。スカーフガブリアスで毒づきをされることもごく希にありました。それ以外では、ほぼ事故もなく確実にこれらのポケモンを持っていってくれます。

・H252メガヘラクロス…89.8%~105.8% (31.3%)
ヘラクレセドランの構築だと、高確率でヘラクロスが初手に出てきます。H252メガヘラの場合ムンフォは低乱1ですが、エルフがミサイル針でやられたあとに209ガルーラを死に出しして交代際にグロパンを打てば、受け出しのクレセを月光乱舞させずに倒してガルーラで全抜きを狙えます。

・無振りボルトロス…66.8%~79.8%
・H236-D156穏やかボルトロス…42.3%~50.5% (1.2%)
ボルトロスからエルフーンへの有効打は基本的にめざ氷しかありません。このエルフーンはDに割いているので、珠ボルトロスでも確2、穏やかボルトロスだと確3になります。オボンで確定数がずれ、火力にも多少割いている絶妙なボルトロスには負けることもありますが、ムンフォのCダウンも考慮すれば勝率は悪くありません。麻痺を食らって突破した後、ヤドランのトリルで再利用します。

・無振りメガギャラドス…81.1%~96.4%
一旦ヤドランで受けて、竜舞と身代わりをさせた後でトリル展開をして、身代わり貫通ムンフォを当ててドヤ顔するのが楽しいです。

・H4メガガルーラ…46.9%~56.3% (80.9%)
エルフーンの身代わりを親子愛で突破しようと後出しされて、そのまま散っていく親子が時々います。

・HBブリガロン…111.7%~132.3%
・HDメガヤミラミ…72.6%~85.3%
・HBブラッキー…68.3%~81.1%
フェアリーが弱点の受けポケモンには確実に勝つことができます。


エナジーボール

草結びは威力が安定しませんが、エナボなら確実に草タイプの高火力打点を持てます。10%の確率でDを1段階下げる追加効果がありますが、ほぼ期待できません。

・水ロトム…96.8%~115.9% (87.5%)
スカーフボルチェンで逃げられない限りは、確実に相手を削りにいくことができます。水ロトムの調整はいろいろあると思いますが、オボンを発動させずに倒せることがほとんどです。

・HBスイクン…70.5%~84%
凍える風連打されると対面でもきついですが、それ以外なら対面で勝てます。後出しから削るだけでも仕事としては充分です。

・HBメガヤドラン…98.5%~116.4%
草が弱点の受けポケモンにもやはり勝つことができます。

・H252ニョロトノ…83.2%~98.4%
・H252メガラグラージ…146.8%~173.9%
・無振りキングドラ…56.6%~68%
トノグドラにはムンフォ、トノラグにはエナボでこだわるのがオススメです。

・H252バンギラス…62.8%~75.4%
・H252メガバンギラス…54.8%~65.1%
冷凍パンチ+砂ダメージで倒されてしまうことが多いため、削りの仕事しかできないことがほとんどです。バンギラス単体のときはムンフォを打つことが多いですが、バンドリのときは脱出バンギを警戒してエナボを打ちます。エナボでこだわれば、後続のドリュウズの剣舞を牽制することができます。


サイコキネシス

タイプ相性では不利な相手に対して、確実に削りを入れるための技。この技を使わなければいけないときは、基本的に出し負けや不利対面の状況です。

・無振りゲンガー…102.2%~121.4%
・無振りメガゲンガー…84.4%~100.7% (6.3%)
削りを入れることしかできません。メガ後は上を取られてしまうため、ヘドロ爆弾で確殺されます。

・無振りバシャーモ…94.1%~110.9% (62.5%)
・無振りメガバシャーモ…85.1%~100.6% (6.3%)
型の分からないエルフーンを前に守るを選択することはできないため、サイキネのダメージとフレドラの反動で落とせることがよくあります。

・H252メガフシギバナ…50.2%~59.8%
受けループのフシギバナはDにも割いているため、さらに厳しくなります。


【めざめるパワー炎】

もっとも奇襲性の高い枠。

・H252ハッサム…99.4%~117.5%
・H252メガハッサム…83.6%~99.4%
・H252ナットレイ…72.9%~86.1%
ハッサムにバレパンを打たれてしまえばもちろん負けてしまうのですが、初手対面ではほぼ確実にとんぼがえりをしてくるのでめざ炎を当てることができます。エルフーンに対してナットレイは出てきやすいので、交代読みで打つことができればかなりのアドバンテージを得ることができます。

・H252メガクチート…49.6%~58.5% (98.4%)
あと一押しという時に意外と使えたりします。


【その他の候補技】

・暴風
s10の頃はよく使っていました。ヘラクロスバシャーモを確定で持っていけるのは強いのですが、命中が悪すぎるのであきらめました。

・すりかえ
そもそも相手はアンコール等を警戒して動いてくるので、うまく持ち物を交換できないことが多くありました。

・とんぼがえり
火力がなさ過ぎて、わざわざ回している意味を見失います。

シャドーボール
仮想敵がいません。ギルガルドに打って弱点保険を発動されるなんてことはもってのほかです。


【おわりに】

ここまで読んでいただいてありがとうございました。眼鏡エルフーンを少しでも「面白いな」と思ってもらえたら幸いです。
眼鏡エルフーンが活躍したBVもいくつか保存してありますので、もし興味がある方は声をかけてください。